岡山大学大学院 環境生命科学研究科

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講座一覧

環境生命科学研究科を構成する多彩な10分野を紹介します。

環境生命科学研究科には、博士後期課程2専攻、博士前期課程5専攻があり、さらに専門分野によって10講座に分かれています。
興味を持てる専門分野が見つかるはずです。見つけたら、その教育研究分野の教員に連絡を取ってみて下さい。

都市環境創成学講座
Department of Urban Environment Development

都市は高度で多様な社会経済活動が営まれる空間であり、その持続的な発展のためには、快適で利便性の高い都市基盤の形成と維持、並びに自然環境と調和した豊かな都市空間の創出が必要である。本講座では、土木構造物及び自然環境を対象として、主にハード面からのアプローチから、都市インフラの補修や、防災・減災構造物に関する技術について教育・研究を行う。

#キーワード
水工学/地盤・地下水学/鋼構造学/コンクリート構造設計学/建築計画学/木質材料学

農村環境創成学講座
Department of Rural Environment Management

農村環境は大地、水、緑などの自然環境と人間活動が調和することにより成り立つものである。自然環境と人間活動の複合的かつ複雑な相互作用は、「機能性」と「持続性」を基本理念として、創成・維持されなければならない。従って、本講座では、自然が有する生産力と包容力を最大限に活かす機構の解明、国土保全機能が期待される農村空間の創出、ならびに豊かな地域環境を形成するための水資源、生物資源および土地資源などの持続的利用や循環を確保する維持管理についての規範と技術について教育・研究を行い、さらに生態学的、工学的および社会科学的理論に基づく総合的な研究プロジェクトを展開する。

#キーワード
植生管理学/応用生態学/土壌圏管理学/生産基盤管理学/地形情報管理学/農村環境水利学/流域水文学/環境施設設計学/環境施設管理学/環境経済学/国際農村環境学/農村計画学

環境生態学講座
Department of Environmental Ecology

複雑かつ広範な環境問題を環境生態学的立場から解決することを目的として、自然と人間の共生および持続可能な循環型社会確立のための研究を推進することによって、環境問題を解決することのできる人材の育成を目指す。自然と人間の共生を図るために、生物と環境の相互作用、ならびに生態系の構造と機能を解明するとともに、生物多様性を評価し、その保全を図る。また、持続可能な循環型社会確立のために、地域資源の活用と管理、ならびに生態学的に合理的な生物生産システムの構築を考究する。

#キーワード
緑地生態学/土壌環境管理学/森林生態学/水系保全学/進化生態学/生物生産システム工学/資源管理学/食料生産システム管理学

人間生態学講座
Department of Human Ecology

人間生態学講座は、実証および理論の両面から、人間の健康、生存に直接影響をもたらす諸問題についての教育・研究を行っており、現在は、保健医学分野および数理分野の教員が配置されています。

#キーワード
数理データ活用学/応用数理学/数理モデル解析学/現象数値解析学/環境統計学/環境調査実験解析学/環境疫学

持続可能社会形成学講座
Department of Sustainable Society Studies

循環型社会の構築に向けては、廃棄物サイクル(リデュース・リユース・リサイクル)システムの高効率化、環境負荷最少化、廃棄物排出量極少化が必要であり、さらに廃棄物あるいはリサイクル製品、新規開発製品中の含有成分の有害性を安全保障の観点から、測定評価するツールや、安全性を確保する対応技術の開発が必要となる。本分野では、廃棄物の発生抑制、その安全性確保、適正な処理・処分法を図るためのシステムと技術開発、経済的政策立案、安全性評価のための科学について、教育・研究を行う。

#キーワード
廃棄物管理循環学/環境計測制御学/都市・交通計画学/水質衛生学

物質エネルギー学講座
Department of Material and Energy Science

地球温暖化,オゾン層の破壊,酸性雨,有害有機物汚染,有害金属汚染等の環境問題の解決には新しい環境保全のための科学技術の開発が不可欠であり,また持続可能な社会の構築に不可欠な資源エネルギーの高効率有効利用・リサイクル技術の確立にも新しい化学技術の開発が不可欠である。本分野では,環境保全と持続可能な社会の構築に不可欠な化学変換技術の研究開発を進めるとともに,これらの分野の研究と技術開発を強力に進めることができる人材の育成を行う。

#キーワード
セラミックス材料学/無機機能材料化学/有機機能材料学/環境高分子材料学/環境プロセス工学/環境反応工学

生物機能化学講座
Department of Biofunctional Chemistry

生命現象を化学的視点で理解する力を養い、生物資源や生物機能を人間生活に役立てるための基礎と応用を習得する講座であり、その中心は農芸化学です。農芸化学という学問分野は「基礎」と「応用」が渾然一体となった世界にも類の無い学問体系を持ち、人や技術を介して産業との強いつながりをもっています。本講座でも、社会からの要請をつねに教育に反映させながら、教育・研究の充実をはかっています。

#キーワード
天然物有機化学/生理活性化学/糖鎖機能化学/微生物遺伝子化学/食品生物化学/生物情報化学/微生物機能学

植物ストレス科学講座
Department of Plant Stress Science

植物は生育を阻害する大気環境、土壌環境、寄生生物など多くのストレスにさらされている。これらの不良環境を克服することは安定した食料生産の基礎である。本講座では植物のゲノムや遺伝子の多様性を活用して、ストレス環境に適応する遺伝子を新たに発見し、これらを導入したストレス耐性植物の開発を行って、植物の環境ストレスを克服するための教育・研究を展開する。

#キーワード
植物遺伝生理解析学/情報伝達機構解析学/植物細胞分子生化学/植物ストレス制御学/植物分子生理学/ウイルス分子生物学/植物-昆虫相互作用学/植物-病原菌相互作用学/植物環境微生物学/植物多様性解析学/植物ゲノム解析学/統合ゲノム育種学/植物多様性進化学

植物機能開発学講座
Department of Plant Science

植物の光合成による太陽エネルギーの固定は地球上に存在する全ての生命の基盤です。効率的な植物生産に基づいた持続可能で高品質かつ安全・安心な食料供給は21世紀の私たちの豊かで文化的な生活に欠かすことができません。また、バイオエネルギーの開発も重要な課題になってきました。これらの課題に対応するためには、植物や病原菌の生理・生態、遺伝を深く理解し、それに基づいた効率的かつ持続可能な実用技術の開発・改良と普及が必要とされます。本講座では植物科学に基づいた観賞植物を含む農作物の育種、病害防除、繁殖、栽培および流通・貯蔵に関する研究と教育を行っています。

#キーワード
遺伝子細胞工学/ゲノム遺伝解析学/植物病理学/植物遺伝育種学/農産物利用学/農産物生理学/作物生産技術学/果樹園芸学/野菜園芸学/作物開花制御学/作物学

動物機能開発学講座
Department of Animal Science

動物と人間社会との関わりは,食料生産への利用だけではなく,保健,医療,製薬の基盤である医学,薬学等の研究分野での実験動物として,また心理療法の手段や伴侶動物としての利用など多岐にわたっている。このような人間活動への動物の利用や応用にあたっては,基礎研究を基盤とした応用研究や技術開発がなければ解決できない問題が数多くある。このことを踏まえて本講座では,動物の細胞,個体,集団レベルでの生命現象に係る諸機能(遺伝,繁殖,生理,免疫,栄養,生態)を解明する基礎研究から,動物生産,保健,医療に係る諸問題解決や技術開発への応用,更にバイオテクノロジー等を用いた畜産食品の生産・管理・流通に至る応用研究まで行っている。このような研究活動を通じて,総合的視点に立脚した高い専門知識を備え,優れた問題解決・研究開発能力を備える人材の育成をめざしている。

#キーワード
動物生殖生理学/動物生殖細胞工学/動物生理学/動物遺伝育種学/動物遺伝学/動物栄養学/動物応用微生物学/生殖補助医療学