廃棄物マネジメント研究センター概要
廃棄物マネジメント研究センターは,廃棄物マネジメント学分野における新たな研究開発の推進,国内外の廃棄物管理・環境技術評価の専門家の養成及び産学官との地域連携による技術協力や情報の提供を目的として,平成17年4月1日に設置されました。
センターには3つの方針があります。キャンパスレベルでは学生に対して廃棄物マネジメントの政策や技術に関する教育を行うこと、地域レベルとして3Rの政策と行動に基づく循環型社会の形成に関する研究を行い、また災害廃棄物マネジメントの構築に関する研究を行うこと、そして、国際レベルとしてアジアや太平洋諸国の廃棄物マネジメントに関わる問題を分析し、その国にふさわしい廃棄物マネジメント政策とシステムを構築する研究を行うことです。廃棄物マネジメント研究センターは、健全な循環型社会を形成するための最適な戦略と実行について考究します。
具体的に次のような研究に取り組んでいます。
1)国連が推進する持続発展教育(Education for Sustainable Development, ESD)にベースを置きながら廃棄物マネジメント専門家の人材を育てる教育支援活動
2)廃棄物の発生や3Rの意識に関する調査
3)廃棄物マネジメント政策や災害廃棄物対策の立案と評価
4)災害廃棄物の発生と処理に関するシミュレーションと評価
5)廃棄物マネジメントの教育啓発プログラムの設計
6)廃棄物マネジメントを評価するLCA等の評価ツール群の開発
廃棄物マネジメント研究センターは、世界の研究拠点として廃棄物マネジメントの情報センターとなり、教育トレーニングおよび研究協力の場を提供してゆきます。