【事業名】
学官パートナーシップによるアジア・太平洋諸国を対象とした
廃棄物マネジメントの実践的研究教育(略称 学官パートナーシッププロジェクト)
【事業期間】
平成22年度~平成24年度
【事業主体】
岡山大学廃棄物マネジメント研究センター 岡山大学大学院環境学研究科
岡山大学ユネスコチェア
【事業概要】
岡山大学廃棄物マネジメント研究センターは、循環型社会形成に関する国際的研究教育拠点として、アジア・太平洋諸国の提携大学、廃棄物問題を抱える対象国の自治体、そして日本の自治体の協力を得て「学官パートナーシップ」を形成し、廃棄物エリートの人材育成を図りつつ、廃棄物問題の解決に向けた実践的研究を行なう。
【取組内容の概要】
本事業の「学官パートナーシップ」において、廃棄物発生の原因を明らかにして発生量の削減を図り、対象国の社会経済の情勢に合った廃棄物マネジメントシステムを新たに構築する。その対象を、アジア地域ではインドネシア(初年度)、マレーシア・ベトナム・インド(第2年度)、中国・タイ(第3年度)、太平洋地域では、パラオ・グアム(初年度)とする。対象国ごとに連携大学と地方自治体との協力関係を結び、その歴史、文化、生活様式、習慣などと関係の深い廃棄物の発生メカニズムを明らかにし、日本のこれまでの廃棄物関連技術の適用についても検討する。適切かつ実践的な廃棄物マネジメントの構築を目指して、研究レベルから実施レベルまでを段階的に取り組む。
【期待される効果】
3Rイニシアティブ推進による循環型社会の形成は、わが国が国際社会に提案する環境政策である。本プロジェクトの推進を通じて、アジア・太平洋地域の環境研究及び環境政策におけるわが国のリーダーシップの強化が期待できる。また、学生を早くから海外に派遣することで、国際経験豊かな人材を育成することが期待できる。さらに、廃棄物マネジメントを通じて途上国の自治体と日本の自治体の連携が強化され、自治体レベルでの国際協力が期待できる。 |