岡山大学大学院 環境生命科学研究科

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実社会での就業実習を通して学びを深める「国際インターンシップ」成果報告会を開催

2017年12月22日

 本学は11月29日、「国際インターンシップ※1」成果報告会を津島キャンパスで開催しました。
 国際インターンシップは、本学がグローバル実践型社会連携教育の一つとして開講している科目で、3回目となる今年度の国際インターンシップには、文学部、教育学部、法学部、医学部、工学部、環境理工学部、農学部、マッチングプログラムコース、大学院環境生命科学研究科の学生21人が参加しました。就業実習は県内の林業や林産業に携わる6企業・1自治体の協力を得て行いました。また、本授業と同時に開講しているカナダのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)のCo-opプログラム「Co-op in Okayama※2」で参加した学生3人も、本学の学生と寝食を共にしながら3か月間にわたる実習を行いました。同研究科の3つの研究室も、UBC生を研究補助者として受け入れ、就業実習の機会を提供しました。
 成果報告会には本学学生や受け入れ企業、自治体、研究室の関係者など約60人が参加しました。学生たちは就業内容をはじめ、現場で学んだことや気づき、カナダと日本の違いなどについて発表。学生ら一人一人が、林業や木と共生する文化について理解を深めるとともに、今後の大学での学びへ、この経験をどのように生かしていくのかを報告しました。参加者からは熱心に質問が寄せられたほか、発表に対してのコメントやアドバイスもありました。
 企業関係者は「林業や林産業についての理解を深めるだけでなく、大学での専門分野を生かした視点から産業の実態を見て考えるなど、深い学びにつながっていることが分かり、大変うれしく思った」と話していました。
 本学は、世界で活躍できる『実践人』の育成を目指し、今後も実践型社会連携教育プログラムの構築を進めていきます。

※1 国際インターンシップ
 就労実習を通し、リーダーシップ、チーム力、社会的倫理、適切な判断力などの「実践知」を身につけることを狙いとしています。同時に、英語力の向上と林学、木の文化に関する幅広い知識を元に、地球環境の改善・保全に欠かせない森林の機能と特性を理解し、グローバルな視点を持つための能力を養うことを目的としています。

※2 Co-op in Okayama
 UBCでは5年間の修学期間の間に 5回の長期インターンシップを行う Co-op プログラムを実施しています。このプログラムは学生が専門教育の知見を実務経験で確認し、就業体験を勉学にフィードバックすることで専門知識の習得を促進することを目的としています。本学のグローバル実践型社会連携教育のロールモデルとして参考になるため、UBCの Co-op学生の受け入れを実施しています。

【本件問い合わせ先】
地域総合研究センター
TEL:086-251-8416

(17.12.22)

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