岡山大学大学院 環境生命科学研究科

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内田哲也准教授、能年義輝准教授に岡山大学「研究教授」の称号を付与

2022年01月14日

 本学は、学術研究院自然科学学域の内田哲也准教授及び学術研究院環境生命科学学域の能年義輝准教授を9月15日に研究教授として選任し、12月14日に研究教授の称号付与式を本学学長室にて開催しました。付与式では、那須保友研究担当理事・副学長の立ち合いのもと、槇野博史学長が内田准教授、能年准教授に研究准教授の認定証を手渡しました。
 内田研究教授は、優れた機能・性能を有する新規高分子材料の研究開発を行っており、力学的性質に優れ、軽量なバイオマス材料であるセルロースナノファイバー(CNF)の自動車用部品への応用や、光電変換色素を固定したポリエチレンフィルムを用いた人口網膜の開発など、幅広い領域での更なる活躍が期待されています。
 能年研究教授は、植物免疫機構の解明や植物の免疫応答を活性化する薬剤の研究開発を行っています。植物は、動物における自然免疫と同じような免疫機構(植物免疫)を持っており、病原菌の感染や増殖を防いでいます。2021年に発見した、植物の免疫応答を抑制する化合物は、植物の免疫機構の理解や耐病性を制御する技術開発に貢献すると期待されており、これらの研究を通して国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」、「2.飢餓をゼロに」と「15.陸の豊かさも守ろう」にも大きく貢献すると期待されています。

〇研究教授・准教授制度について
本学では、研究力強化促進と若手研究者育成などの観点から、優れた研究業績を有する研究者の全学を挙げた支援を実施しています。その支援のひとつとして、「准教授」が独立した研究代表者(PI:Principal Investigator)として活躍することを促進するため、「研究教授」の称号と研究費配分や研究活動の充実などのインセンティブを付与する「研究教授」制度を2018年度から実施しています。また、2020年4月からは、講師と助教を対象とした「研究准教授」制度を実施しています。


〇これまでに研究教授の称号を付与された者(所属は付与時のもの)
河原 伸幸 大学院自然科学研究科(工学系)
佐藤 伸 異分野融合先端研究コア
仁科 勇太 異分野融合先端研究コア
宮地 孝明 自然生命科学研究支援センター
宝田 剛志 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
平木 隆夫 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
高口 豊 大学院環境生命科学研究科
二見 淳一郎 大学院ヘルスシステム統合科学研究科
遠西 大輔 岡山大学病院
赤木 剛士 学術研究院環境生命科学学域


【本件お問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室
TEL:086-251-8405
http://ura.okayama-u.ac.jp/




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