岡山大学大学院 環境生命科学研究科

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国際原子力機関との放射性廃棄物管理における研究と高等教育分野の協力に関する協定締結

2015年07月03日

 本学と国際原子力機関(IAEA)は6月29日、オーストリア・ウィーンのIAEA本部で「岡山大学と国際原子力機関との放射性廃棄物管理における研究と高等教育分野の協力に関する実施取決め」に署名し、協定を締結しました。署名式には、IAEAのミカエル・チュダコフ原子力エネルギー局事務次長と本学の山本進一研究担当理事・副学長が出席しました。本協定は、放射性廃棄物に関する技術的・社会的問題に対して、本学とIAEAが協力して研究と高等教育の体制の向上を目指すものであり、本分野における世界的な人材育成や情報共有を実施していきます。

 また、署名式の後には、山本研究担当理事・副学長と大学院医歯薬学総合研究科(医)松井秀樹教授、大学院環境生命科学研究科(環)市川康明特任教授が、IAEAの原子力科学・応用局の専門家とがんに対する最新の療法であるホウ素中性子捕捉療法BNCTに関しての意見交換を実施しました。BNCTはがんを細胞単位で殺傷することのできる革新的な療法であり、中性子発生装置とホウ素薬剤の開発が進められています。本学では革新的なホウ素薬剤の開発をはじめとして、研究開発の体制を整えており、今後、本分野でもIAEAとの協力が期待されています。

IAEAのNuclear Energy局のHP

【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科(環) 特任教授 市川 康明
TEL:086-251-8152

(15.07.03)

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