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気圏環境評価学分野 (Atmospheric Environment Assesment)

教員

岩田先生 准教授 :岩田 徹 Assoc. Prof. IWATA Toru
E-mail:iwata@(@以下はokayama-u.ac.jp を付けてください。)
専門分野: 大気環境学、気象学、温室効果ガス、物質循環

主な研究テーマ

 大気-農耕地植生、または大気-海洋間の温室効果ガス関連物質の交換過程に焦点を当て、観測を中心とした実証研究を行っています。さらに測定されたデータに基づいた各種プロセスのモデル化を行い、人工衛星データを活用したモデルのスケールアップにも取り組んでいます。

収穫残渣焼却が農耕地の温室効果ガス収支に与える影響の評価

 二期作や二毛作が行なわれる農耕地では、収穫残渣がいわゆる”野焼き”によって処理されることが多い。このような残渣焼却が、大気汚染への影響だけでなく、農耕地から放出される二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の交換過程と特性にどのような効果を与えているかを定量的に評価しています。

農耕地

地表面蒸発散量のモデル化と広域推定

 地上にもたらされた雨のうち、どの程度が蒸発や植物蒸散によって再び大気へ戻るのかを知ることは、土壌・地盤環境への影響、河川水量、地下水涵養や物質輸送を考える上で極めて重要です。一般的に得られる気象データや人工衛星のデータを用いて蒸発量を推定できるモデルを構築し、様々な土地被覆における広域的な蒸発量を推定することを目指します。


人工衛星データを用いた沿岸および湖沼環境の動態解明

 近年、人工衛星に搭載されるセンサーの技術的な改良は著しく、このようなリモートセンシング技術によって地球環境の様々な情報が詳細な解像度で短時間の間隔で得られるようになりました。これらのデータを利用して、湖沼や沿岸環境の変化を広域的に理解することを目指します。


修了生の進路

  • 進学(主に岡山大学大学院)
  • 公務員(主に、地方自治体の土木業職)
  • 企業(メーカー、建設コンサルタント、鉄道事業等)