環境プロセス工学分野

環境プロセス工学分野　（Environmental Process Engineering）

研究室ホームページ

教員

教授　：木村　幸敬　Prof. KIMURA Yukitaka
E-mail：yktkkimu＠（@以下はcc.okayama-u.ac.jp を付けてください。）
専門分野：環境プロセス工学　

准教授　：島内　寿徳　Assoc.Prof. SHIMANOUCHI Toshinori
E-mail：tshima＠（@以下はokayama-u.ac.jp を付けてください。）
専門分野：環境プロセス工学　
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主な研究テーマ

　環境低負荷な物質生産プロセスおよびバイオマスの有効活用プロセスの開発を目指した研究を行っている。用いる技術として高温高圧水である亜臨界水，リン脂質二重層で構成されるリポソームなどであり，対象は糖からのPET代替物質の生産，木質バイオマスからのプラスチック様薄板の生産などである。

亜臨界水を用いた流通型反応器によるグリセリンからの乳酸の生産

　近年注目されているバイオディーゼル燃料を生産する過程において副生成物としてグリセリンが生成します。現状では、このグリセリンが過剰になってきています。このグリセリンをアルカリ添加した亜臨界水によって反応させることで乳酸に転換できることがわかっております。亜臨界水とはイオン積が高く物質を分解しやすい性質を持つ、高温高圧で液体状態を保つ水のことです。また乳酸は重合することで生分解性のプラスチック原料であるポリ乳酸を合成できるため有用な物質であります。本研究はグリセリンの処理方法として亜臨界水を利用することで、環境低負荷かつ高効率に乳酸を生成するプロセスの開発を目指しています。

バイオマス由来の糖からのテレフタル酸代替物質の生産

　バイオマス中に多量に存在する糖から酸触媒でヒドロキシメチルフルフラル（HMF)を高収率で生産する高温高圧でのスラグ流プロセスの構築と，HMFからテレフタル酸代替物質である2,5-フランジカルボン酸の生産においてリポソームが収率を劇的に向上させる原因について検討し，高収率での生産プロセスの確立を目指している。

修了生の進路

大学院進学
神戸大学特任助教
企業（住友化学，田辺三菱製薬工場，セントラル硝子，化繊ノズル，内山工業，協和発酵バイオ，品川リフラクトリー，中央理化，星光PMC，テイカ，ダイソー，成和化成，御国色素，不二製油ほか）
岡山県庁

研究科紹介

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